設立趣旨

物流の効率性・信頼性の向上を目指して

e-commerceの普及などを背景に国内の物流需要が高まる一方,いわゆる「2024年問題」やドライバー不足などに直面し,今後、物流サービスが滞る可能性がある.安定・強靭・機動的な物流システムを構築するためには,その効率化は喫緊の課題です.

輸送の効率化を図るため,物流モーダルシフト,ダブル連結車両・自動運転車両の導入とそれに対応したインフラ整備,各種データ連係やシェアリングサービスなどの検討が行われているが,その実現に向けては課題が多いのが現状です.また,道路法を根拠とする特殊車両通行許可制度では,その通行許可審査が機動的な物流システムの阻害要因となっており,その効率化は急務となっています.

これらの課題を解決するためには,物流に関わるステークホルダーが連携し,産・官・学が一丸となって研究開発・制度検討・社会実装を進める必要がある.その活動のプラットフォームとして,本研究小委員会を設立しました.

研究概要

ダブル連結・自動運転車両運用
研究部会

・ 高速道路における物流拠点整備に関する研究

・ 自動運転車線の整備・運用手法の検討

・ 長大トラックが交通流に及ぼす影響に関する分析

車両運用制度
研究部会

・ 特殊車両通行に関わる政策と実践研究

・ 特殊車両挙動のモデリングと交差点デザイン手法

・ 特殊車両の通行許可審査の高度化に関する検討

・ 特殊車両の通行を考慮した道路ネットワーク計画

マルチモーダル物流
研究部会

・ 鉄道・海上輸送の利活用に関する研究

次世代物流システム社会実装
検討部会

・物流MaaSの実装に向けた課題の包括的検討

小委員会メンバー

山田 忠史(小委員長)

京都大学大学院

田名部 淳(副小委員長)

株式会社 地域未来研究所

塩見 康博(幹事長)

立命館大学

岡 英紀(幹事)

一般財団法人 計量計画研究所

Ali-Gul Qureshi

京都大学大学院

Jan-Dirk Schmöcker

京都大学大学院

相浦 宣徳

北海商科大学大学院

磯谷 公嗣

株式会社トランストロン

秋田 直也

神戸大学大学院

加藤 博敏

復建調査設計株式会社

TBA

TBA 

坂井 勝哉

大阪大学大学院

佐久間 翔一

佐久間行政法務事務所

佐野 可寸志

長岡技術科学大学大学院

柴崎 隆一

東京大学大学院

島田 孝司

データバイザー株式会社/立命館大学

須﨑 純一

京都大学大学院

竹内 新一

株式会社 地域未来研究所

塚井 誠人

広島大学大学院

坪田 隆宏

愛媛大学

中尾 聡史

京都大学大学院

服部 宏充

立命館大学

兵藤 哲朗

東京海洋大学

平田 輝満

茨城大学

松本 修一

文教大学

毛利 雄一

一般財団法人 計量計画研究所

安田 昌平

東京大学大学院

渡部 大輔

東京海洋大学

事務局連絡先

立命館大学 塩見康博

〒525-8577 草津市野路東1-1-1
TEL 077-561-5094
E-mail shiomi@fc.ritsumei.ac.jp